サブネットマスクとは?計算方法をわかりやすく解説
最終更新日: 2026年6月28日
サブネットマスクは、IPアドレスのうち「どこまでがネットワークを表す部分(ネットワーク部)で、どこからが機器を表す部分(ホスト部)か」を区切るための数値です。ネットワークを学ぶうえで避けて通れない基本のひとつですが、仕組みを押さえれば計算自体はとてもシンプルです。この記事では具体例を使って、サブネットマスクの意味と計算方法をわかりやすく解説します。
サブネットマスクの役割
IPアドレス(例: 192.168.10.25)は、それ単体では「どのネットワークに属する、どの機器か」を完全には表せません。そこで登場するのがサブネットマスクです。サブネットマスクは IPアドレスと同じ32ビットの値で、先頭から連続する「1」の部分がネットワーク部、残りの「0」の部分がホスト部を表します。
たとえば 255.255.255.0 というマスクは、先頭24ビットがすべて1で、残り8ビットが0です。これを IPアドレスに重ねると、先頭24ビットがネットワークを表し、最後の8ビットが個々の機器を表す、という意味になります。
/24 などのプレフィックス表記との対応
255.255.255.0 のような書き方は少し長いので、ネットワークの世界では「先頭から1が何個並んでいるか」を数字で表すプレフィックス表記がよく使われます。255.255.255.0 は1が24個並んでいるので「/24」と書きます。
- 255.0.0.0 → /8(1が8個)
- 255.255.0.0 → /16(1が16個)
- 255.255.255.0 → /24(1が24個)
- 255.255.255.192 → /26(1が26個)
つまり「192.168.10.0/24」は「192.168.10.0 というネットワークで、サブネットマスクは255.255.255.0」という意味になります。
ネットワーク部とホスト部
/24 のネットワークでは、先頭24ビット(最初の3オクテット)がネットワーク部、最後の8ビットがホスト部です。ホスト部は機器ごとに割り当てが変わる部分で、ここの組み合わせの数が「そのネットワークに置ける機器の最大数」のもとになります。
ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・ホスト数の求め方
例として 192.168.10.0/24 で計算してみましょう。
- ホスト部のビット数: 32 − 24 = 8ビット
- ネットワークアドレス: ホスト部をすべて0にしたアドレス → 192.168.10.0
- ブロードキャストアドレス: ホスト部をすべて1にしたアドレス → 192.168.10.255
- アドレスの総数: 2 の8乗 = 256個
- 利用可能ホスト数: 256 − 2 = 254台(先頭のネットワークアドレスと末尾のブロードキャストアドレスは機器に割り当てられないため2を引く)
もう少し細かい例として 192.168.10.0/26 も見てみましょう。/26 はホスト部が 32 − 26 = 6ビットなので、1ブロックあたり 2 の6乗 = 64個のアドレスになります。よって 192.168.10.0/26 のネットワークアドレスは 192.168.10.0、ブロードキャストアドレスは 192.168.10.63、利用可能ホスト数は 64 − 2 = 62台です。次のブロックは 192.168.10.64/26 から始まります。
よく使うサブネットマスク早見表
- /24 → 255.255.255.0 → ホスト254台
- /25 → 255.255.255.128 → ホスト126台
- /26 → 255.255.255.192 → ホスト62台
- /27 → 255.255.255.224 → ホスト30台
- /28 → 255.255.255.240 → ホスト14台
- /29 → 255.255.255.248 → ホスト6台
- /30 → 255.255.255.252 → ホスト2台(ルーター間の接続などで利用)
まとめ
サブネットマスクは IPアドレスをネットワーク部とホスト部に分ける「区切り」です。プレフィックス長からホスト部のビット数を求め、2のべき乗でアドレス総数を出し、そこから2を引けば利用可能ホスト数がわかります。仕組みを理解したら、実際に手を動かして計算する練習が効果的です。